第一話:「Vって面白そうじゃね?」

なんて単純な理由なんだ。
「シンジ君知りなさい。Vの大変さを。みんな楽しそうにやってるけどものすごい費用と労力がいるのよ。すぐに始めたいならお金を用意してVRMのモデル作成を依頼しなさい。それと個人だと大して儲からないわ。儲けたいなら事務所に行ってちゃんとしたレッスンを受けなさい。」
わかってるよミサトさん!!!僕だって、僕だってそんなことわかってる!!!だけど!僕はただ興味本位でやってみたいって言いだしただけなんだよ!だけどやるといったからにはやるよ!
「そうなのシンジくん、もう泣いても知らないんだからね」
そんなの関係ないって言ってるでしょ!僕は好きにやるよ!

『シンジ、Vになる方法は2種類あるぞ。』
と、父さん!?
『一つは事務所に入って活動を始めること。もう一つは個人で始めることだ』
さっきミサトさんにも同じこと言われたよ!!!
『すまない、シンジ。そこでだ、個人でVを始める方法をまとめておいてやったぞ。』
なんだよ父さん!父さんのくせに!
『まずはモデルからだ、モデルはsteamで配信されている「Vカツ」というソフトか同じくsteamで配信されている「VRoid」というソフトを使うことをおすすめするぞ』
なんだよ父さんおすすめって・・・
『俺はその二つしか知らないからだ!』
父さん・・・
『いいか、一つ目のVカツはキャラクターの作製が簡単にできる。』
だったらVカツで作るよ!
『早まるなシン・・・行ってしまったか・・・』

2021/3/26