リコリス・リコイルのダブルヒロインの一人。
天真爛漫な性格で、適当そうなところが好ポイント。
適当そうでもしっかりした自分の意思をもっていて、仲間を思う気持ちには忖度ひとつなく、純粋に思いやる人物。
3話の噴水での名シーン「私は君と会えてうれしい!うれしいうれしい!」は満開の桜のような笑顔でたきなを千束メリーゴーランドに乗せており愛を感じた。
とてもとても愛を感じた。
千束はデトニクスコンバットマスター?という銃を使用しており、弾丸はゴム製の非殺傷弾。
千束いわく「当たるとめちゃくちゃ痛いんだよあれ、死んだ方がマシかもぉ」とのこと。
の割には車のドアを貫通したりガラスを割ったりと打撃性能は高い。
人は死なない弾だが打撃武器としては有効らしい・・・
「誰かの時間を奪うのは気分がよくない。それが悪人だともぉっとムカつく。だから、死なない程度にぶっ飛ばす」
博愛的な理由での非殺傷弾かと思えば案外物騒な思考を持っている。
戦闘で負傷した相手には応急処置を施す姿も見られ、ナイチンゲールを彷彿とさせる。
4話で千束がアラン機関の支援を受けた「アランチルドレン」だということが判明した。
そして千束に支援を施したという人物が、リコリコの常連の一人である吉松シンジという、一話でウォールナット宅を爆破した本人である。
DAを抜けた理由は人探し、シンジを探しているとのことだが、10年前に一度見ただけなので覚えていないのかもしれない。
しかし2話時点でシンジの襟にはアラン機関のバッジがついており、17歳の千束がそれを見落としているとも考えづらく、なぜ人探しを続けているのかは不明だ。
恐らく本当に気付いていないのか、気付いていてもあえて触れないのかはやはり謎だ。
4話で人探しをしているとの発言はなぜなのか。矛盾する点は多い。
10年前の旧電波塔事件では当時7歳だったリコリス、錦木千束の活躍によりテロリストから守った。という話は地方のリコリスでも有名な話である。
非殺傷弾はその頃から使い続けているらしい。
アラン機関の支援を受けたのも10年前とのことで、ミカとシンジの「約束」も恐らく千束のことだろう。
内容は千束に人を殺させないことだと推測している。が、4話で「類まれなる殺しの天才」とシンジに言われている(と仮定する。)と、いずれは殺すことになるのだろうか。
人を殺す方法に詳しい人間は生かす方法にも詳しいのか、単純に自分が死なない(卓越した洞察力で敵の射線と発射タイミングを見抜く天才。弾避けがすごい)ことが敵を殺す要素につながるのか。
いずれにしてもシンジのいう殺しの天才が千束を表す場合、物語が進行するにつれてアラン機関とのさらなるつながりを見せてくるのか。
千束のでてこない話も今後あるだろう・・・。
旧電波塔事件(おしえて、リコリコ)では既に赤い制服を着ており、7歳にしてファーストリコリスとなっていた。
リコリスは孤児を集めて厳しい試験を突破した者に与えられる特権のはずだが、7歳の少女に銃を持たせて戦場に放り込むものなのか、普通・・・
非殺傷弾を持たせていたのは、7歳で人殺しにはしたくないという配慮なのか。
シンジは大きくなった千束に殺されようとしているのか。
疑問点は多い。
リコリスはリコリス棟で生活をしており、制服以外に私服を持っていないのに対し、千束は私服のセンスがよく、かわいい。
年相応の少女としての感覚のほとんどない他のリコリスに比べると銃を扱えて強靭なフィジカルを備えているという点以外では普通の女子高生と変わらない。
木を隠すなら森の中ということなのか、本当に女子高生なのである。
「人は一生のうちに食べられる量が決まってるんだよ。すべての食事は美味しく楽しく幸せであれ。」との名言も残しており、ファッションだけでなく食事にも詳しい。
ハイスペック女子高生である。そしてかわいい。
こんな人物を愛するなというほうが無理な話であり、史上最強最高のヒロインになった。
なぜ千束なのか。
千束の実の両親は。
千束はいつからリコリスだったのか。
「戸籍がないからパスポートとれないんですよ私たち」
孤児を集めて構成されたリコリス。
その一人が命を落としたとて世間から知られることはないのだろう・・・
しかし千束は喫茶リコリコでの時間がある。
常連のお客さんとも知り合い、人助けもしている。
もしかしたら千束は、誰からも知られずに命を落としていくことが嫌で、自分の存在を多くの人に知ってもらおう。
人の役にたつことで自分の存在を証明しようとしているのではないか。
例え千束が犠牲になったとしても。絶対になってほしくないと願うが。
我々は千束に助けられた者たちの心の中では生き続けるのだろう。
千束のしぐさ。
かわいい。4話「わからな~い?」かわいい。
たきな「千束のを見せてください!早く!」
千束(ズルッ)
たきな「これが私に似合うっていうと違いますよね?」
千束「そうだよてかなんで見せたの私ぃ!」
かわいい。かわいい。
・・・というかわいいのはもうわかりきっている。しかしかわいいなほんと。
3話の射撃場でたきなを庇うシーン
たきなを追いかける千束は楠司令に目配せをしてから駆け出している。
楠司令もそれに応えるように目配せをし、その場のノリと勢いで決まったであろう模擬戦が実際に開催されることになる。
千束は楠司令に悪態をつきながらも心では信頼している。楠もまた、「生意気なクソガキだ」と語る際に嬉しそうに話している様をみるとお互いの信頼関係は並々ならぬものであることがわかる。
また、4話の地下鉄テロリスト事件では、たきなを「制服じゃないからリコリスじゃない」「今日はもう帰ろう」と諭していながらも、その場を離れるときは事件のあった地下鉄に目配せをしている。
千束は多くの犠牲が出たであろう地下鉄に何を思ったのだろう。
敵の命すらも助けようとする千束。
そこにあるのは慈愛か、あるいは同情か。
千束は謎だらけです。
「いのちだいじに。」
「やりたいこと最・優・先」
大切なことは、すべて千束が教えてくれた。
4話にしてここまで自分に言わせてしまう錦木千束というキャラクター。
大好きです。
かわいくて強い少女。錦木千束